
本日はPremiere Pro CCに搭載されている、ワープスタビライザーの機能をご紹介。
ワープスタビライザーとは?
ワープスタビライザーはCS5.5から搭載された、手ブレ軽減の為の映像エフェクトです。
手持ちで撮影した映像は、固定で撮影したものと比べるとどうしてもブレの多い映像になってしまいますよね。
子供の運動会を撮影した、お気に入りの映像がブレて困っている。
趣味で撮影したスポーツの試合の映像がブレている。
YouTuber(ユーチューバー)になりたくて撮りためた映像がブレまくって困っている。等々
映像のブレでお困りの方はワープスタビライザーの機能を試してみてはいかがでしょう?
ブレのある映像→ワープスタビライザー→ブレの少ない滑らかな映像にしてくれる。
そんな魅力的な映像エフェクトを今回はご紹介します。実際の映像を例に見ていきましょう。
スタビライザーの使い方
編集画面(向かって左下の)のパネルからエフェクトタブを開きます。
初期設定では、こちらにエフェクトパネルの項目があります。↓
エフェクトパネルからディストーション→ワープスタビライズを選択します。
選択したエフェクトを該当する映像に、ドラッグ&ドロップで適用すると、自動で映像の分析が始まります。
エフェクトをかける際に注意しなければ行けないことが一点。
読み込んだ映像ファイルと、シーケンスのフレームサイズが一致していないと、「シーケンスと一致するにはワープスタビライザーのクリップディメンジョンが必要です」とのエラーメッセージがでます。
例えば元の動画のサイズが720×480 ワイドスクリーン⇔シーケンスの設定が1440×1080のように、フレームサイズが揃っていないと、ワープスタビライザーのエフェクトが使えないので注意してください。
エラーメッセージが表示された場合、動画サイズに合わせた新規のシーケンスを作成して、ワープスタビライザーを適用し、作業を進めましょう。
エフェクト適用後、映像の分析には少々、時間がかかります。
プレビューパネルの青いバーで現在の進行状況を確認しましょう。
映像の分析後、スタビライズが始まります。
スタビライズとは映像のブレを修正する課程です。
スタビライズの処理については、エフェクトのコントロールパネルより選択できます。
では実際にエフェクトをかける前の映像と、かけた映像。二つの映像を比べてみましょう。
エフェクトを適用した映像を比較してみる
前半がエフェクト適用前の映像。後半がワープスタビライザーを適用した映像です。
いかかでしょう。
前半の映像に関しては、明らかに映像がブレていますが、後半は映像が滑らかになっているのがわかりますか?
今回はデフォルトで以下の設定を試しました。
【スタビライズ設定】
- 結果→滑らかなモーション
- 滑らかさ→50%
- 補完方法→サブスペース
この辺の設定は先ほど紹介したエフェクトコントロールのパネルで色々試して、いい感じの具合に調整してください。
スタビライズすることのデメリットもある
スタビライズされた映像はトリミング、拡大され、画質が荒くなるというデメリットもあります。
コントロールパネルを調整して、お好みの映像に仕上がるように、トライしてみてください。
今回ご紹介した、映像エフェクトはAfter Effects CCにも搭載されています。
Premiere Pro CC、After Effects CC、どちらも以前は高額なソフトでしたが、CCに以降してからは月額の料金プランとなり比較的、手の出しやすいものになりました。
1か月の無料体験版もあるので、まだソフトをお持ちでない方はこれを機会に、お試しあれ。
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